ランナーにおける深層筋(インナーマッスル)の重要性
2018.2.27
こんにちは。
最近右ひざを痛めて長い距離が走れないため、深層筋を鍛えるトレーニングを中心に行っています(^ _ ^;)
と言うことで、本日はランナーにおける深層筋についてのお話です。
深層筋とは、身体の深部にある比較的小さな筋肉のことで、いわゆるインナーマッスルとも言われています。
胴体の深層筋を鍛えれば、必然的に体幹を鍛えられることになります。
深層筋はやや成長しにくいですが、その分多くのメリットを得られる筋肉部位でもあります。
ランナーのたいていの人の腹部筋群を含めた体幹の筋力は必要十分な筋力を有していないといわれています。
トップアスリートであっても体幹部の深層筋について十分なトレーニングを行えていない現状が珍しくなく、また体幹部の筋群の強化については多くの誤解を招くような情報がオンライン上やフィットネス情報誌上にも掲載されているという現実があります。
伝統的ないわゆる腹筋背筋のトレーニングでは、シットアップやバックエクステンションなどが行われてますが、これではここで言うような深層筋トレーニングとしては十分に機能せず、より良いランナーになるための体幹部の強化には繋がりづらいのです。
そのため、通常の腹筋トレーニングの代わりに、スタビライゼーショントレーニングを行うことが望ましいとされています。
スタビライゼーショントレーニングとは自重による全身運動により、体幹、体肢などそれぞれ部位別でトレーニングした筋力を本来あるべき配分に整え、バランス感覚やバランス能力を向上させるトレーニングのことです。
片手片足を床につけて行うプランクや、不安定なところに立って行う安定性のトレーニングなど、様々なバリエーションが存在しますが、このようなトレーニングを行うことで深層筋を刺激できます。
腹筋背筋を鍛えて、いわゆる「シックスパック」と呼ばれる腹筋群を作ることと、良いランナーになるために体幹部を鍛えることとは同義ではないのです。
偉大なランナーを見てみも、必ずしも六つに割れた腹筋群を有しているということではないこともわかります。
静的バランストレーニングであっても、深層筋群を十分に刺激して体幹部を安定させるようなものであれば、体全体にかかる負担を減少させてより良いランニングにつなげることが可能になるのです。
なので、ランナーのみなさんもこれからは深層筋を鍛えるトレーニングを是非とりいれるようにしてみてくださいね。
これからも僕はスタビライゼーショントレーニングを継続して深層筋を鍛えていく予定です。そして、自己ベストが更新できるよう頑張ります^^
本日は以上です。
ありがとうございました。
参考文献
Margaret E. Raabe, Ajit M.W. Chaudhari
Biomechanical consequences of running with deep core muscle weakness
http://www.jbiomech.com/article/S0021-9290(17)30692-9/abstract